校長挨拶

出でよ!「世界を拓くトップリーダー」

本年度、本校の校長として2年目を迎えました大塚と申します。保護者の皆様を始め同窓会や地域の方々には、日頃より本校教育に対しまして、ご理解とご協力を賜りまして誠にありがとうございます。心よりお礼申し上げます。

本校は、明治35年嘉穂郡立嘉穂中学校として開校以来、地域の方々や多くの同窓生に支えられ発展し、社会をリードする多くの有意な人材を輩出してきました。そして平成27年度より、附属中学校を開校し、中高一貫校として新たな一歩を踏み出しました。4月7日には第3回入学式が挙行され、期待と希望に胸ふくらませた第3期生が入学し、3学年が揃い、完成年度を迎えました。116年に渡る伝統ある嘉穂高等学校の歴史に、大きな1ページを刻むこととなります。

今日、世界は政治・経済・社会・文化などあらゆる面で急速な変貌を遂げており、これまでの原理・原則や既存のルールの枠では計れない、先行き不透明な状況であります。また、技術革新・情報化・国際化の進展がもたらす諸問題や環境問題など地球規模での現代的課題に直面し、それらの解決を迫られています。更に、グローバル化の波は益々加速され、世界の相互依存関係は多方面に渡って緊張の度を深めています。一方、6年前に発生した東日本大震災は、これまでの物質的な豊かさを前提にしてきた社会の在り方や人の生き方に大きな問いを投げ掛けましたが、昨年熊本でも大地震が発生し、家庭や地域の絆やつながりの重要性を私たちに改めて強く認識させました。

これからの将来を担う若者は、一人一人が広い視野をもって、社会の変化や容易に解決策の見いだせない課題に、柔軟にかつ逞しく対応できる力を身に付けなければなりません。そして、日本人としての自覚を持ち、国際社会や地域社会の一員として豊かな人間関係を築きながら、自らの生き方を前向きに追求していく姿勢が求められます。

本校では、昨年度から同窓会・PTAの協力の下、「嘉穂ドリームコンパス」という教育プログラムをスタートさせています。このプログラムは6年間を見通した体系的な計画で、総合的な学習の時間におけるキャリア教育の視点から、「志の育成」「文の育成」「武の育成」を三つの柱として各種の取組を展開しています。嘉穂高校が長い間、積み重ねてきた様々なノウハウや人的資源を結集し、知識基盤社会における「21世紀型能力」(基礎力、思考力、実践力)を身に付けたグローバル人材の育成を図っております。

本校に課せられた使命は、自分が所属する職場や地域などを支えるとともに、日本や世界をよりよい方向に導く人材、すなわち「世界を拓くトップリーダー」の育成にあります。校訓である立志(りっし)、忠恕(ちゅうじょ)、而今(にこん)を胸に、高い志を立て、思いやりの心を育み、今、自分ができることを全力で全うし、逞しい若者に成長していくことを願って、職員一丸となって鋭意取り組んでまいります。今後とも本校教育活動へのより一層のご理解とご協力を賜りますよう、切にお願い申し上げます。

結びに、このホームページが皆様にとって、本校の紹介と教育内容の理解にお役に立つことを願って、ご挨拶といたします。

福岡県立嘉穂高等学校附属中学校長|大塚春生